天使に恋した私
「んー・・・そこそこ。違う。
 もっと下。」

「こ、此処・・・?」

「そこそこ。」


目の前には上半身裸の男が
背中を見せてる。

私は慣れない手つきで必死に湿布を貼る。


「やっと貼り終わったか。
 仕事がおせぇんだよ。バカ。」

なんだよこの男ッ・・・!

さっきからブスだのバカだのチビだの。


「なんであんた木の上で寝てたの?」

私は殴りたいのを我慢して尋ねる

「眠かったから。」
「・・・。」

バカはコイツだ。
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