天使に恋した私
「まだ眠ぃ・・・。」
そう言ってもそもそと動き私のベットに入り込む。

コイツ、頭大丈夫か?

「ちょ、おま・・寝んな!」

髪をグイグイ引っ張るが全然きかない。
私は諦めてその男の顔をまじまじと見る。

とても長いまつげに
黒い髪。
寝ていてもその格好良さは変わらずだった。

ついボーッと見ていると男がイキナリ
目を覚ます。

「見つめてんじゃねぇよ。変態」
「う、うるさいバカ!」
「・・・。」
「・・・。」
沈黙が走る。


「アンタ・・・名前は?」
「俺ー?ユキ。」
「・・・・」
「・・・・」


みよじは!?
「みよじ?なんだそれ。」
なんだコイツ。外国人には見えないし・・・。

「・・・御前の名前は?」

男がかったるそうに尋ねる

「・・・悠。神瀬、悠。」
「長い名前だな。神瀬悠って。」

いや、寧ろ短いほうなんですけど
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