好き、と言えば、

 「ちょっと、光輝!」


 強く掴まれた腕が痛い。
 何よりパニック。


 「無理やりにでも言わせるから」

 え?


 そういうと、光輝はあたしをベットに放り投げた。

 嘘でしょ?こんなことありえるの?



 「こ、光輝・・・?」


 圧迫感というか圧力?
 気付けば、光輝があたしを見下ろしている。

 あたし、押し倒されてるんだ・・・



 「言えよ」

 「なんで?いないって言ってんじゃん」


 「嘘は聞き飽きた。言わないと、やめないから」


 その瞬間、首に熱い唇が触れた。


 「や、やめて」

 こんなこと望んでない。
 なんで?なんでなの、光輝・・・


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