好き、と言えば、

 「えへ」

 「誤魔化すなー!」


 「それより聡は!?光輝くんは!?」


 また誤魔化しやがったよ。まあいいや。


 


 「それが・・・」



 あたしはさっき起こったことをざっくりと話した。
 告白されて、光輝が白石さんときて・・・



 「なるほどね。ついにバトルか」

 「なに笑ってんのよ?」


 「え、桜には教えない」



 はあ!?なんなのさっきから。
 桜ってこんなに意地悪だった?



 「とにかく二人が帰ってくるまで、待ってよ!」



 そう言って、また櫂くんの元へ向かう。
 「あ!彼女の存在は気にしなくて大丈夫よ」とも付け加えた。

 彼女=白石さん

 気にするよ・・・。だって睨まれてるもん。






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