好き、と言えば、
好き、と言えば、あなたはあたしを見てくれる?
それとも幼なじみですらなくなるのかな。
そうだとしたら悲しくて辛くて、死んじゃうよ。
だけど、このまま言わずに生きるよりかは、いいのかもしれない。
あたしはただ答えを待った。
「んなこと、知ってる」
「へ?」
何それ?
今のあたしはひどくマヌケ面なんじゃないかな。
ふっと笑った彼が見えた。
その距離は、
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「ん」