好き、と言えば、


 ここで遊んでたときはただただ光輝といるのが楽しかった。

 その感情はだんだんと好きへと変わっていった。



 もしもあの時、ここで光輝と出会ってなかったらこんな辛くて痛くて、でも嬉しくてあったかい気持ちになれなかったんだ。






 「・・・ねえ、聞きたいこと聞いてもいい?」


 あたしは気になってたことを聞くことにした。




 「なんだよ?」



 「なんで合コンに来たの?」



 「お前がうちに来た日。お前に今野から電話来ただろ?」


 「あ、うん」


 光輝が勝手に出ちゃったんだっけ。


 「そこでみくが行くなら、俺も行くって言った」


 「はあ?」


 「だって、椎葉みたいなの絶対いるだろうなって予想できたし」






 
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