愛を知った実験体(ラット)
惨劇
ウィーン
はじめの男がさった
「ったく
先輩は気が短いんだから
大丈夫だったか
No.5070?」
ゆっくりと
目を開き
天井をみつめたまま
No.5070はいった
「・・・何か外が騒がしいようですが
何かあったのですか?」
「お前は
本当に何も知らないんだな?」
「・・・フ・・・
何を知ってるんです?
生まれた時から
外のことなど何もしらない私が・・・
あぁー
1度大きな音がしましたね
実験でも失敗したのですか?」
「そうだよな・・・
失敗したかわからないが
実験体たちが
逃げ出してるんだ
かわいそうだが
ほとんど
殺処分だな・・・
おっと
あぶねぇ話しすぎた
まぁ
お前はここにいろ!」
ウィーン
男はさった
「・・・殺処分・・・
私も外へでるか」
そういって
No.5070は
壁を少し壊し
外へでた