それは、ある晴れた日のこと。
#01.イケメン転校生さん
――――…
---キーンコーンカーンコーン♪
朝のHRを知らせるチャイムが愉快な音を奏でる。
「じゃあまたあとで。」
それまで話していた、親友のシホと別れて自分の席に着く。
学校は、嫌いじゃない。
大好きなシホと会えるし、
それに……………
憧れのヒロキ君に会えるから!
最近あった席替えで、
ヒロキ君の隣の席になることができたアタシ。
アタシのクラスはくじ引きで
席を決めるんだけど、そんな中でヒロキ君の隣の席になれたんだから、
なんか運命だったりして♪
なんて思ってたり。
とにもかくにも、
普通に幸せな生活をおくる…………はずだったのに!