それは、ある晴れた日のこと。


この公園に入るのも久しぶりだな。





公園には
小さな子供が二人で遊んでた。
男の子と。女の子。

見た感じ、4才か5才くらいかな




アタシと中津ハルトは公園のベンチに腰掛けて、
何も話さないで
ただその子達を見てた


その時

「「あっ!」」

アタシ達二人の声が重なった



「ふっ....ふぇーん。いだいよー!」


男の子が石につまずいて転けてしまった。




アタシはとっさに駆け寄って声をかけた。


「大丈夫っ!?」



それでも男の子は泣くばかり。

女の子のほうは、心配そうに今にも泣きそうな顔しながら
黙ってみてた。





「おっ俺、コンビニで消毒液と絆創膏買ってくる!」
中津ハルトも慌てた様子で公園の隣のコンビニまで走ってった。





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