それは、ある晴れた日のこと。
#04.告白と夏風邪は突然に
―――…
「疲れたー.....」
独り言を言いながら
ベッドにごろんと横になる。
ホント今日はいろいろあった。
転校生が来た。
イケメンだった。
隣の席になった。
その人はサクくんだった。
キスされた。
あれから中津ハルトは
何事もなかったかのように立ち上がると、
アタシを家まで送り届けてくれたんだけど
当然アタシは戸惑うわけで....
「アタシこれからどうなっちゃうの?.....」
また独り言。
一番気になることは
“「リサさ、昔俺とした約束覚えてるか?」”
っていうアイツの言葉。
約束........
昔のサクくんとの思い出をたどってみても、
さっぱり思い出せない。
そんなに大事な約束だったのかな........