それは、ある晴れた日のこと。




「リサ、今頭クラクラするでしょ。」


「うん。」

だって暑いじゃん。



「火照った感じもするでしょ。」


「うん。」

それは勘違いが恥ずかしかっただけで....



「いつもより汗かいてるでしょ。」

「うん。」

だって、さっき走ったし、それに中津ハルトが抱きつくから....






「夏風邪。」



「は?」



「リサ、風邪ひいてる。」


「え?でもでも、アタシ、熱ないしさ、」



「ある。だいぶ熱あるけど。」





「うそ!?」


「ほーんーと。...........さっ、帰んべ。」



あっ
そう言えば!


「シホたちは!?」


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