それは、ある晴れた日のこと。
中津ハルトにおんぶされて帰る帰り道。
中津ハルトの広くて温かい背中にのっかって、
はや20分ほど。
「ねぇ中津ハルト。」
「ん?」
「なんかアタシ達、すっごい見られてる気がするんだけど。」
「おんぶして歩いてりゃ、嫌でも目立つからな。」
「恥ずかしいね。なんか.」
「そうか?そこまで恥ずかしく無くね?」
「嘘だ。だって今、中津ハルト耳真っ赤だよ?」
「そっそれは、お前がっ........いや、なんでもねえ。」
「ふーん....」
沈黙.....
眠い。
すっごく眠い....
目を閉じると、
なんだか凄く安心できて
眠りに堕ちていくのがわかった....