それは、ある晴れた日のこと。
#02.再会?
ひとしきり騒ぎが治まったころ。
「じゃあ自己紹介を。」
「えっと、中津ハルトっていいます。これからよろしくお願いします。」
わぁ....なんか、声もハスキーっぽくていいなぁ....
あ....笑った。
笑顔も爽やか〜。
「それじゃ、窓際の一番後ろの席に座ってくれ。」
って言った先生に、中津君は
「あ。あそこの空いてる席じゃ駄目ですか?」
って別の席を指差して
先生に言った。
「中津がそうしたいなら別にいいが、明日小沢って奴に許可もらっとけよ〜。」
小沢...小沢...小沢!?
それって、ヒロキ君の事じゃん!
ってことは、
アタシ、ヒロキ君の隣の席じゃなくなっちゃうのー!?