赤ずきん〜もう一つのおとぎ話〜
森に迷い込んだ少女に出逢った。
赤いずきんを被ったその娘は
とても小さい身体で
透き通るような白い肌
小さな手に華奢な指
少しグレーがかった
うるんとした瞳は
キラキラと輝いて
まだなにもを知らない
好奇心溢れんばかりの
子どもの瞳をしていた。
ストロベリーキャンディの
ような唇からこぼれる
ふんわり…
とろけるような吐息
とても…
…とても…美味しそうにみえた。
その瞳をみても
腕をみても…脚をみても
どこをみても"食べたい"
という衝動にかられた。
ー…君は俺にとって
とても魅力的だった。