俺が恋したお嬢様
「翔くんは受験勉強ですか?」
「うん」
一応、受験生である俺は毎日勉強している。
大学もエスカレーター式で進級出来るが、成績が良くないとそれは出来ない。
「…翔くん」
「他に分からないとこあるの?」
「そうじゃなくてですね…。あの、何か欲しい物とかありますか?」
クリッとした目で尋ねてくる。
欲しい物…?
「雪乃」
「なっ!!そうゆうことじゃなくてですね!!」
顔を真っ赤にしながら「翔くんの意地悪〜」と泣きそうに怒る雪乃。