俺が恋したお嬢様



「なんでもないよ」


ふっと笑って雪乃に微笑む。



「それよりどこ行きたい?」


「ん〜…あっ!ドレス見に行きたいです!」



「ドレス?」


「はい!」



雪乃が言うドレスとはウェディングドレスのこと。


去年、プロポーズをした時のことを親父に話すと、雪乃が16歳を迎えたら結婚することになったのだ。


早い気もするが、雪乃が俺のものになるのなら構わない。



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