俺が恋したお嬢様



しばらく車を走らせドレスの置かれているお店に着いた。



なんだ…?


この入りにくい雰囲気は。


雪乃が制服だからか…?



「入らないんですか?」


入口から動かない俺に不思議そうな顔をする。



「…いや、入るよ」


ハハッ…って苦笑し、勇気を出して踏み入れた。



店員は俺たちの姿を見て一瞬キョトンとした。


場違いなのは分かるが、あからさまにそんな表情するなよな。



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