俺が恋したお嬢様



「雪乃、まだ?」


「ちょっと待って下さい!」


慌てるように言った後、シャッと試着室のカーテンを開けた。



「…どうですか?」


純白のドレスを着て、恥ずかしそうに首を傾げて聞いてくる。



「……綺麗」


思わず見とれてしまった。


制服姿と違って、ドレス姿は大人っぽく見える。



「本当ですか?」


ふふっと嬉しそうに微笑みを浮かべる。



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