俺が恋したお嬢様



「普段、どうやって過ごしてるの?」


「親がいれば親とご飯食べて、いないと二人で食べて…まぁ、ほとんど部屋で二人でいることが多いかな」


「へぇ〜。何だかんだ言って上手くやってんじゃん」


ニヤッとする悠斗。


その笑みが気に食わないが、上手くやってると言われて、ちょっと嬉しかったりもする。



「雪乃ちゃん、子供みたいで可愛いよ」


「中学生だしな…」


「すぐ顔真っ赤になるし、お菓子とかすげぇ幸せそうに食べてるし」


そんな雪乃ちゃんを思い出し、クスッと笑う。



「翔」


「ん?」


「自分の今の顔、見たことある?」


「はっ?」


「すげぇ幸せそうな顔してるよ?」


そう言われ思わず顔が赤くなる。



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