俺が恋したお嬢様



「ここが僕の部屋です」


「…はい」


小さな荷物を持ち、キョロキョロと緊張した面持ちで部屋を見回している。


結局、あのまま一緒に家に帰ってき、俺の部屋にいる。


俺の部屋って言っても広いし、寝室や勉強部屋は俺と雪乃は別々に用意されていた。



「あー…そんなに緊張しなくてもいいですよ?」


小さく縮こまっている雪乃ちゃんに笑いながら声をかける。


それにしても幼いよな…。


童顔か?



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