俺が恋したお嬢様



「雪乃ちゃん、先に戻っててもらえる?」


「分かりました」


控室に戻る雪乃ちゃんを見届け、俺は悠斗を探しに会場付近に戻った。



さっきまで楽しそうに俺らを見ていた悠斗だけど、婚約パーティーに来てくれたことには礼を言いたい。


悠斗帰ったのか?


しばらく探したが見つからず、控室に戻ることにした。


また学校で会えるからいいか…。



「婚約、おめでとう」


「ありがとうございます」


雪乃ちゃんの控室から男の声が聞こえてきた。



< 49 / 149 >

この作品をシェア

pagetop