俺が恋したお嬢様



「あのっ!翔くん!?」


「ここ、人来る?」


中等部の校舎裏、そんな質問をしながらも本当は人が滅多に来ないことを知っていた。



「来ないと思っ…ん!」


言葉を遮りキスをする。


壁に押し寄せ逃げれないようにする。



「…んっ…かけ…る…」


角度を変え何度も唇を重ねる。


ギュッと俺の制服を掴んでくる雪乃の手はあまり力が入っていない。



そろそろヤバイか…?


そう思い唇を離した。



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