俺が恋したお嬢様



なんて言ったもののあれから三日経ったが、雪乃は何も言ってこない。


むしろ嬉しそうだ。



「…お前、干からびてね?」


「……雪乃のせいだ」


机に突っ伏す俺に呆れた表情の悠斗。


雪乃に触れられなくて生き地獄を味わっているような気分だ。



「翔が変なこと言うからだろ。自業自得だ」


「雪乃がこんなに手強いなんて思わなかった…」


「雪乃が嫌がるようなことしたんじゃない?」



嫌がること…?



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