俺が恋したお嬢様
少しして勉強を止めて俺もベッドに向かった。
でも雪乃と寝るとか初めてだな。
何か嬉しいかも。
「…って何でそんな端っこに寝てるの?」
「…落ち着くからです」
布団を口元まで被って目だけチラッと俺に向けて来る。
そんなに疑われてるのか…?
ドキドキしてた気持ちがちょっとへこんだ。
俺のベッドはダブルだから二人寝ても余裕のある大きさだが、雪乃の態度がちょっと気に食わない。
「落ちるよ?」
「大丈夫です」
そういう雪乃を俺の方に引き寄せる。