俺が恋したお嬢様



「一緒に寝た」


「はぁ〜〜〜〜!?」


びっくりするぐらいの大きさで叫ぶ悠斗。



絶対、こいつ勘違いしている。



「ただ俺のベッドで添い寝しただけだよ…」


「あっ、そうなの?」


ホッとしたように胸を撫で下ろす。



「それでそんなに機嫌良いわけだ」


「まぁ…」


本当はなんやかんやと雪乃に触れられたからってこともある。


抱きしめるだけでも心が満たされた。



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