【完】アイドル彼氏★好きになっちゃった
家に帰ると、既に夜の10時。


……疲れたぜ。


風呂に入り、部屋に戻る途中で、小春に会った。


「お帰り!キャーッ、ますますかわいくなったねー!」


かわいいって、誉め言葉じゃねーし。


「髪、明るすぎねぇ?」


「ううん。かわいいよ!」


明るいかどーかを聞いてんのに、かわいいって……どーかしてる。


「あっそ。……な、小春って手先器用?」


小春は目をまん丸にして、首を傾げる。


「なんで?」


「ビーズのストラップとか……欲しくねぇ?」


「そういえば、さっきお母さんが翼のカバンから出して騒いでたけど……。

もしかして、翼が作ってくれるのっ?」


作らねぇし、


ひとのモン勝手にいじんなよっ!


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