【完】アイドル彼氏★好きになっちゃった
「ま、いっか。関係ないもんね。私には」


三上さんが悲しそうに言うもんだから、今までの経緯を全て話してみた。


「で、私が手紙いれたの見られちゃって……。

そこに増田くんが助けに来てくれたんだよね」


「そうなんだ。キャー、ヒーローじゃん!カッコいい!」


三上さん、キャッキャと喜んでる。


「だからね。さっきも心配して来てくれただけなんじゃないかな」


「そうかなー。なんだか、いい雰囲気だったよ?

クラスの女子みんなで、いいな~って羨ましがってたんだ」


そうなんだ……。


「私なんかがしゃべってて、疎まれないかな」


気になってたことを、つい三上さんに聞いてみた。



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