【完】アイドル彼氏★好きになっちゃった
う、わ。
前にもこんなことが、あったよーな……。
家庭科室の廊下に、増田くんが立っていた。
壁に寄っ掛かって、ケータイいじってる。
「増田くん!」
ハイ、今叫んだのは私じゃありません。
「なんスか?」
増田くんを呼んだのは、ウチの顧問の先生。
増田くん、チラと目線だけを上に上げる。
「学校にケータイ持ってきちゃダメでしょ?」
「はーい。すんません。明日から持って来ません!」
ニコッと笑う顔に、ドキッとしちゃう。
……私に笑いかけたわけじゃないんだけどね。
先生も、増田くんには甘いのか、
「わかればいーのよ」なんて言ってる。
前にもこんなことが、あったよーな……。
家庭科室の廊下に、増田くんが立っていた。
壁に寄っ掛かって、ケータイいじってる。
「増田くん!」
ハイ、今叫んだのは私じゃありません。
「なんスか?」
増田くんを呼んだのは、ウチの顧問の先生。
増田くん、チラと目線だけを上に上げる。
「学校にケータイ持ってきちゃダメでしょ?」
「はーい。すんません。明日から持って来ません!」
ニコッと笑う顔に、ドキッとしちゃう。
……私に笑いかけたわけじゃないんだけどね。
先生も、増田くんには甘いのか、
「わかればいーのよ」なんて言ってる。