【完】アイドル彼氏★好きになっちゃった
知らないフリして素通りしようとしたら、


増田くんがうしろから追いかけてきた。


「香月、一緒に帰ろーぜ」


……へっ!?私っ!!


なんでこんな所にいるんだろうって思ったけど、


まさか私に用事だったの!?


しかも……


肩に触ってるーっ!!


三上さんに意識しない!って言われたけど、


こんな近くでしゃべられたら、緊張するってば!!!


「……あれ、反応ナシかよ」


増田くんは私の進行方向に回り、行き先をふさぐ。


「あ……えっと。私を待ってくれてたの?」


「もちろん。三上に聞いたら、家庭科室にいるっつーから」


わ!


わざわざ聞いてまで来てくれたんだ!?


え……と。


なんで?


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