【完】アイドル彼氏★好きになっちゃった
「うっ、うん」


増田くんが私の手に軽く触れる。


「赤くなってんな……」


「ヘーキ!あはは、下手っぴでゴメンね。チームに迷惑かけちゃう」


「そんなん気にすんなって。香月の分、オレがフォローするし。

失敗してもいーから、怖がらずに、どんどんボールに向かってけって」


……ドキッ。


増田くんの言葉に、胸が高鳴る。


優しいな……。


バコッ!!


「おわっ。ちょっ……カズ、てめぇ何すんだよ、危ねーだろ」


増田くんの足元に、ボールが飛んできて、増田くんはジャンプして避けていた。


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