【完】アイドル彼氏★好きになっちゃった
そのままモヤモヤしたまま放課後に突入。


増田くんのクラスに行くと、ちょうど入口まで歩いてきた所だった。


「香月……っと。あ、ナナって呼んでいいっけ?」


ドキッ!


増田くんは私にそっと内緒話をしてくる。


近付いたのもそうだけど、息がかかったのと、その内容にドキドキ。


「えーっ……」


ナナ、ってなんだか照れる。


「いいよな?」


「……うん」


負け。


増田くんの笑顔見てたら、うんって言いたくなった。


香月って呼ばれるより、もっともっと恥ずかしい。


「ナナ、今日はウチまで送ってくな」


増田くんは私を見て、目を細めて嬉しそうな顔を見せる。


きゅん……。



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