【完】アイドル彼氏★好きになっちゃった
「パンダ……双眼鏡……」


増田くんは、私がそんなこと言うなんて思ってなかったみたいで、ますます混乱してる。


私にどんなイメージ持ってたかはわからないけど、


きっと、色々と崩壊してるんだろーね。


あはは……。


「つーかさ。双眼鏡だけでこんな重いわけねーし。貸せっ!」


えっ!?


増田くん、パンダを双眼鏡で見たいってところには突っ込まず、


私の手から、無理やりリュックを奪うと、右肩にヒョイとかけてしまう。


うわ~、やばい。


増田くんがいつもより、もっともっとカッコよく見えた。


「ありがと……重くない?」


「全然?さて、パンダ見に行きますか」


増田くんは、ニコッと笑いかけてくる。


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