【完】アイドル彼氏★好きになっちゃった
そして次は、机の上に置いている手紙入れに手をのばす。


「これって……オレが書いたやつ?」


「うん。全部ここに入れてるんだ」


「そっか。最初はさ、緊張してなに書いたか覚えてね~」


「増田くん、色々書いてたよ?話題豊富ですごく楽しかったもん」


「そーだっけ。なんか必死……」


増田くん、苦笑いしながら手紙を開いていく。


最初は敬語だったっけ。


今はもう毎日一緒に帰ってるから、交換はしなくなったんだけどね。


「机に入れるとき、ドキドキしたー。

女子にラチされたとき、増田くんが助けに来てくれたんだよね?」


あのときは気が動転してたけど、そう言えば、抱きしめられたっけ……。


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