【完】アイドル彼氏★好きになっちゃった
帰る時間になって、ナナのクラスまで迎えに行った。


そしたらナナの周りに女子が固まってる。


……ん?


「これ絶対そーだって」


「えー。どうかなぁ」


三上がオレを見つけるなり、力強いジェスチャーで手招きする。


「ねぇ、これって……」


げ。


三上が指してるのは、ナナにあげたストラップ。


そして、ナナの机に広がってるのは……なにかの雑誌。


バレたか……。


三上や他の女子がオレに群がってくる。


「ナナにあげたストラップ、これってこはるの持ってるのと同じじゃない!?なんで、どうしてー?」


まーじーかーよー。


やっぱ、バレたか。


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