【完】アイドル彼氏★好きになっちゃった
「ヤダ~、謙遜しちゃって。香月さんかわいいよ。モテるでしょ?」


嘘っ! なに言ってるんだろ、三上さん。


「全然っ? モテないし、彼氏とかいたコトないしー!」


思わず大きな声で叫んでしまった。


男子のシュート練習が終わったみたいで、


突然静まり返る体育館。


うわっ! なんか視線浴びてるんですけど……。


呆れた顔をした先生を含め、女子はもちろんのコト、男子の一部のコたちも


私の方を見ていた。


あぁ……最悪。


「香月~! 三上っ!! パス練習サボってなに喋ってる!?」


先生の怒る声が聞こえ、顔が真っ赤になる。


こんなに注目浴びるのでさえ苦手なのに、怒られた……。



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