【完】アイドル彼氏★好きになっちゃった
「退学!?」


「余裕で出席日数足りないだろうな。夏にはデビューを考えてる。4月から、まともに学校には行けないと思えよ?」


マジかよ……。


「……あのさ、彼女も星光に受かるよう……手ぇまわしてくんないっすか?」


「世の中そんなに甘くない」


「普通課でいいんで……」


「彼女も、星光に来ても辛いだけだろ。普通課と芸能課じゃ、天と地の差。

校舎も違うし、カリキュラムも全く違う」


「それでも……違う学校よりかは、マシですよね」


「……まぁ、勝手に合格する分には、うちの会社がとやかく言うことじゃないからな。

彼女がいることは、社長には黙っててやる」


晴弥さんの最後の優しさなのか、彼女がいることについては、目をつぶってくれるみたいだった。


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