【完】アイドル彼氏★好きになっちゃった
「それに……アイドルになったら、私だけの翼じゃなくなっちゃうよぉ……嫌、絶対にヤダっ」
ナナが、こんな風にダダこねるのは初めてで。
オレにしがみついて、必死で体を揺さぶり続ける。
「ずっと、ナナだけのもんだし……」
「違うもんっ。そのうち、翼も私のことなんて、忘れちゃう。芸能界……楽しそうだし」
「忘れるわけねーじゃん。それに、芸能界なんか全然興味ねぇし」
「……本当に?」
「おぅ!」
これだけは言える。
ナナが一番好き。
こんなに好きになったヤツ、今までにいない。
家族より……何より、本当に大切な、オレの彼女。
「……またさ。前みたいに、ナナに手紙送る。それならいい?」
「手紙?」
ナナが、こんな風にダダこねるのは初めてで。
オレにしがみついて、必死で体を揺さぶり続ける。
「ずっと、ナナだけのもんだし……」
「違うもんっ。そのうち、翼も私のことなんて、忘れちゃう。芸能界……楽しそうだし」
「忘れるわけねーじゃん。それに、芸能界なんか全然興味ねぇし」
「……本当に?」
「おぅ!」
これだけは言える。
ナナが一番好き。
こんなに好きになったヤツ、今までにいない。
家族より……何より、本当に大切な、オレの彼女。
「……またさ。前みたいに、ナナに手紙送る。それならいい?」
「手紙?」