【完】アイドル彼氏★好きになっちゃった
「は、はいっ!ナナ、行くぞ」


カツカツと音をたてて歩き出した晴弥さんのあとを、ナナと必死でついていく。


駐車場のフロアへおりて、晴弥さんの車までやってくる。


そこでやっと、晴弥さんがオレらの方を向いた。


「……今回は、大目に見てやる。以後気をつけろ」


「はい……」


晴弥さん、ナナが彼女だって気付いてたんだな。


「……けど、今回は彼女のおかげでこっちも助かったからな。いい彼女を持ったこと、感謝しろよ?」


……え?


「晴弥さん、ナナが来た理由……知ってたんですか!?」



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