【完】アイドル彼氏★好きになっちゃった
俺のヒミツ~翼side~
~翼side~
香月に逃げられ、仕方なく自分のクラスに戻った。
席に着き、ため息をつく。
思いっきり否定してたし……やっぱアイツじゃねーのかな。
イヤ、だけど今までも、盗ってナイとか言いつつ、しっかり持ってた例もあるからな。
「あぁ~、クソっ!」
机に突っ伏すと、クックと楽しそうな笑い声が頭上から聞こえてきた。
「翼、どした? お前がオンナ追いかけ回すの珍し~じゃん?」
顔を上げると、悪友の大森カズが口に手をあて、笑いを押し殺していた。
「……その笑い方やめろって。つーか、別に追いかけ回してねーし」
「あのコ、走って帰って来たじゃん。半泣きだったぜ?
イヤがる女子に、強引にイケナイ事しちゃダメよ?」
「してねーって」
いや、したかも。
……未遂だけどな。
香月に逃げられ、仕方なく自分のクラスに戻った。
席に着き、ため息をつく。
思いっきり否定してたし……やっぱアイツじゃねーのかな。
イヤ、だけど今までも、盗ってナイとか言いつつ、しっかり持ってた例もあるからな。
「あぁ~、クソっ!」
机に突っ伏すと、クックと楽しそうな笑い声が頭上から聞こえてきた。
「翼、どした? お前がオンナ追いかけ回すの珍し~じゃん?」
顔を上げると、悪友の大森カズが口に手をあて、笑いを押し殺していた。
「……その笑い方やめろって。つーか、別に追いかけ回してねーし」
「あのコ、走って帰って来たじゃん。半泣きだったぜ?
イヤがる女子に、強引にイケナイ事しちゃダメよ?」
「してねーって」
いや、したかも。
……未遂だけどな。