【完】アイドル彼氏★好きになっちゃった
スーツ姿や、制服を着た男の子と並んで、
駅のホームのいつものベンチに、帽子をかぶった一人の男の子が、座っていた。
今度は間違えたりしないよ。
あれは……翼。
待ち合わせの時間より、早めに来てくれてたんだ?
「おはよ……」
声をかけると顔を軽く上げ、笑顔を見せてくれる。
うわ、やっぱり翼だぁ!
嬉しいっ。
翼はすぐに立ち上がり、ホームの端に私を引っ張ってく。
「ナナが来なかったら、どーしよーかと思った」
「まさか!楽しみであんまり寝れなかったのに」
「だよな、オレも」
「疲れてるのに、寝てなくて大丈夫?」
「おぅ、ヘーキ。睡眠不足には慣れてっから。それに……」
翼は私の手をそっと握ってくる。
「ナナの顔見たら、元気出る。今日は、今までの分、めいっぱい楽しもーな」
「うん!」
駅のホームのいつものベンチに、帽子をかぶった一人の男の子が、座っていた。
今度は間違えたりしないよ。
あれは……翼。
待ち合わせの時間より、早めに来てくれてたんだ?
「おはよ……」
声をかけると顔を軽く上げ、笑顔を見せてくれる。
うわ、やっぱり翼だぁ!
嬉しいっ。
翼はすぐに立ち上がり、ホームの端に私を引っ張ってく。
「ナナが来なかったら、どーしよーかと思った」
「まさか!楽しみであんまり寝れなかったのに」
「だよな、オレも」
「疲れてるのに、寝てなくて大丈夫?」
「おぅ、ヘーキ。睡眠不足には慣れてっから。それに……」
翼は私の手をそっと握ってくる。
「ナナの顔見たら、元気出る。今日は、今までの分、めいっぱい楽しもーな」
「うん!」