【完】アイドル彼氏★好きになっちゃった
「えっ!向井くん、ズルしたの!?」
「ちょっとだけなー。だってさ、芸能科のヤツらってなんか鼻につくんだよな。
出席日数足んなくてもどーにかなるし、自分らだけ特別、みたいな顔してさー」
「そんなことないよ……。翼は翼なりに、学校での芸能科の待遇に悩んだりしてるよ?」
「へぇー。でもまぁ、香月さんの話聞いてたら、もしかしていいヤツなんかもって思えてきた」
「うん。いいヤツだよ?」
私の言葉に、向井くんがフフッて笑う。
「だろーな。香月さん、最近オレと全然話してくんなかったのに、アイツの話題だとすげー楽しそう。いいヤツって、伝わってくるわ」
……そうだった。最近向井くんを避けて、ほとんど会話してなかったんだ。
それなのに、翼のことだったからってペラペラしゃべってた。
「ちょっとだけなー。だってさ、芸能科のヤツらってなんか鼻につくんだよな。
出席日数足んなくてもどーにかなるし、自分らだけ特別、みたいな顔してさー」
「そんなことないよ……。翼は翼なりに、学校での芸能科の待遇に悩んだりしてるよ?」
「へぇー。でもまぁ、香月さんの話聞いてたら、もしかしていいヤツなんかもって思えてきた」
「うん。いいヤツだよ?」
私の言葉に、向井くんがフフッて笑う。
「だろーな。香月さん、最近オレと全然話してくんなかったのに、アイツの話題だとすげー楽しそう。いいヤツって、伝わってくるわ」
……そうだった。最近向井くんを避けて、ほとんど会話してなかったんだ。
それなのに、翼のことだったからってペラペラしゃべってた。