【完】アイドル彼氏★好きになっちゃった
「同じ中学かー。うらやまし……」
「翼となら、また仲良くなれるよ……」
「いや、違うし。アイツが、香月さんと同じ中学でいいなって意味。オレなんか、踏み込めなさそ……」
向井くんはニッと笑うと、そこで話を止めた。
……向井くん。
隣の席でクルクルと指でシャーペンを回してる。
それ、翼もたまにやってた。
横目で向井くんを見て、たまに、隣の席が翼だった頃を思い出すんだ。
授業中に居眠りしてたり、シャーペン回して全然授業に集中してなかったり。
静かだなーって思ったら、翼がじーっとこっちを見つめてることもあったっけ。
……何度、隣の席が、翼だったらいいのになって思ったか。
だけど、実際に隣を見たら、
当たり前なんだけど……向井くんなんだよね。
できることなら、中学のときに戻りたいよ。
また、翼と同じ教室で……授業を受けたいな。
「翼となら、また仲良くなれるよ……」
「いや、違うし。アイツが、香月さんと同じ中学でいいなって意味。オレなんか、踏み込めなさそ……」
向井くんはニッと笑うと、そこで話を止めた。
……向井くん。
隣の席でクルクルと指でシャーペンを回してる。
それ、翼もたまにやってた。
横目で向井くんを見て、たまに、隣の席が翼だった頃を思い出すんだ。
授業中に居眠りしてたり、シャーペン回して全然授業に集中してなかったり。
静かだなーって思ったら、翼がじーっとこっちを見つめてることもあったっけ。
……何度、隣の席が、翼だったらいいのになって思ったか。
だけど、実際に隣を見たら、
当たり前なんだけど……向井くんなんだよね。
できることなら、中学のときに戻りたいよ。
また、翼と同じ教室で……授業を受けたいな。