【完】アイドル彼氏★好きになっちゃった
「ケーキ焼いてて……」


「ケーキ!?うわ、マジで。甘い匂いだったもんな。あ、ソレか」


増田くんは、私が手に提げている紙バッグを指差した。


「うん……」


……なんで増田くん、こんな所にいるんだろ。


しかも、『待ってた』なんて……。


「お菓子作んの好きなんだ?」


なんなんだろ。今日は怖かったのに、なんだか馴れ馴れしいし。


「今日は、部活だったから」


「部活?あ~、お菓子作る部活なんかあんだな。へぇ」


増田くんは、なぜか私と一緒に歩いてる。


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