【完】アイドル彼氏★好きになっちゃった
「も~っ、またぁ!? 用があったら教室入ってきてよね」
教室の中から、大きな声が聞こえてきた。
そうだ。
ウチのクラスには、“なな”が、ふたりいるんだった。
呼ばれたのは私じゃなくて、もうひとりの子で、前田ナナちゃん。
しまったぁ!
カアァ……と顔が熱くなるのがわかる。
笑いかけて変に思われたかな? と思ったけど、
廊下から、別の“なな”ちゃんを呼んだ子は、もうコッチを見ていなかった。
「間違えちゃった~! 私の名前も菜々なんだぁ」
って明るく言えば、話しかけるきっかけになったかな?
……なんて今さらのように思う。
教室の中から、大きな声が聞こえてきた。
そうだ。
ウチのクラスには、“なな”が、ふたりいるんだった。
呼ばれたのは私じゃなくて、もうひとりの子で、前田ナナちゃん。
しまったぁ!
カアァ……と顔が熱くなるのがわかる。
笑いかけて変に思われたかな? と思ったけど、
廊下から、別の“なな”ちゃんを呼んだ子は、もうコッチを見ていなかった。
「間違えちゃった~! 私の名前も菜々なんだぁ」
って明るく言えば、話しかけるきっかけになったかな?
……なんて今さらのように思う。