俺の彼女はウソつき
うぜぇ女…。

俺は近くのベンチに座って携帯をいじっていた。



何分たったのか、ポツポツと雨が降り出した。




「本降りになってきたし…!」


俺は走ってお土産屋に入った。

まじ最悪



ふっと外を見ると、里咲がどこかを見ながら雨に打たれていた。


チッ!

「おい!風邪引くだろ!」


俺が腕をつかんでも反応しない。


里咲の目線を追ってみると、相合傘をして楽しそうな龍太と先生がいた。

「おい!」


もう1回声をかけた。




「あっ…」


ドクン…ドクン…



里咲の顔を見て俺の心臓が早くなった。





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