俺の彼女はウソつき
「お前…泣いてんの……?」


「泣いて…ない…!」



今にも崩れそうなのに強がる里咲を見て、俺は里咲を抱き締めた。




「なっ何すんのよ!」

俺はそんな里咲の言葉を無視して引っ張った。


「ちょつ…」

そして電車に乗った。




「どこ行くのよ!」

「帰る。俺の家に。」

「ふざけないで!」

「お前の地元30分。俺の家15分。黙ってついてくりゃあいいんだよ!」



俺が少し怒鳴るとビクッとして黙った。







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