俺の彼女はウソつき
「俺、もうあんなことしねぇから。これから普通に喋ろうぜ…。」


「うっ…うん。」





気まずい雰囲気を打ち破るかのように、俺の部屋から1匹の猫が出てきた。



「ニャー」


俺の足に擦り寄ってきた。


俺はそいつを抱き上げて喉を撫でた。




「ゴロゴロゴロ…」

気持ちよさそうに目をつむり、喉を鳴らした。


そんな猫に、ふっと微笑んでしまう。





< 46 / 50 >

この作品をシェア

pagetop