【短】full blossoms~フル・ブロッサム~
教室移動の時、利佳子と一緒になった。
利佳子はみゆきの気持ちを遠藤達には秘密にしていてくれた。
遠藤や正一達は良い友達だから、いつかはきちんと言いたいと思っていたけど、ばらされるのもちゃかされるのも嫌だったので、秘密にしていてくれる利佳子の優しさが嬉しかった。
「どう?最近は?」
「なんもなんも~。素敵眼鏡だってさ。」
小声でみゆきは言った。
利佳子は笑いながら
「眼鏡王子じゃないだけまだマシじゃん。」
と言った。
すると後ろから関根に抜かされた。
隣に誰かいる…正統派美少女系でクラスでもかなり人気のある
神田昭子だった。
スカート丈や制服の着方はみゆきや利佳子となんら変わることはなかった。
違ったのは紺のハイソックス。
大人びたナチュラルな感じのメイク。
それだけの違いでも
『ギャル』『怖い』『危ない』と言われているみゆき達に対して、
『かわいい』『きれい』『優しい』と言われている神田昭子では
印象が全く違っていた。
神田昭子は関根の隣について歩いていた。
時折関根の腕をタッチして、二人は話しながら教室を移動したいた。
利佳子はみゆきの気持ちを遠藤達には秘密にしていてくれた。
遠藤や正一達は良い友達だから、いつかはきちんと言いたいと思っていたけど、ばらされるのもちゃかされるのも嫌だったので、秘密にしていてくれる利佳子の優しさが嬉しかった。
「どう?最近は?」
「なんもなんも~。素敵眼鏡だってさ。」
小声でみゆきは言った。
利佳子は笑いながら
「眼鏡王子じゃないだけまだマシじゃん。」
と言った。
すると後ろから関根に抜かされた。
隣に誰かいる…正統派美少女系でクラスでもかなり人気のある
神田昭子だった。
スカート丈や制服の着方はみゆきや利佳子となんら変わることはなかった。
違ったのは紺のハイソックス。
大人びたナチュラルな感じのメイク。
それだけの違いでも
『ギャル』『怖い』『危ない』と言われているみゆき達に対して、
『かわいい』『きれい』『優しい』と言われている神田昭子では
印象が全く違っていた。
神田昭子は関根の隣について歩いていた。
時折関根の腕をタッチして、二人は話しながら教室を移動したいた。