恋がはじまる
「愛由留~」

そう呼んできたのは、梨花。

「あっ。梨花おはよう」

「おはよう」



「梨花~」

そう呼んだのは、梨花の彼氏の光太郎・・・

「おっは~」

「あっ。光太郎おはよう」

「相変わらず二人は、仲良しやな」

「やろぉ」

「あっ。愛由留。」

「んっ?」

「また、晃先輩から手紙あずかってんで」

「またぁ」

「はいっ」

「あっありがと」

手紙にはこう書いてあった・・・



おはよ~

やっぱり大介のいとこやった!!

んじゃ愛由留も柔道しとん???

好きな人はおらんの??

ほんま敬語いらんで~

んじゃ




by晃




このときの私は、手紙を書くのがだんだん楽しくなっていた。

明日は、どんな内容の手紙なんやろ~とか、考えるようになっていた・・・

けど、やっぱり恋というのはそう簡単なものではなかった・・・
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