また君に番号を聞けなかった。
数日後。

もう少しで北星学園の文化祭。
あたしたちB組はC組と
メイド喫茶やるっていってたような気がする。
女子は 接客、
男子は 厨房でパフェとかドリンクするんだって。
衣装は なんか学校で用意するらしいよ。
大変そう。

こんな行事があると彼氏いーなぁって思ったり。
誰とまわろーかな?
美有もヒカルも彼氏とまわるって言ってたなぁ。
2人ともA組にカッコイイ彼氏がいる。
彼氏かぁ。
どーしよ。
だれとまわろーかな?

今は、放課後。
みんなは
文化祭の準備で忙しそう。
ヒカルと美有は
彼氏を待ってるんだって。
あたしは、とくにやることないし。
今日の帰りは1人。
1人だし まっすぐ帰ろう。
今日もいつもどおり帰りの電車に乗って帰った。


pm4;30

家に帰っても
この時間はだれもいなぃ。
お母さんとお父さんは 仕事。
お姉ちゃんは 大学だと思う。
どうせまだ 誰も帰ってこないと思うから
ちょっと寝ようかな。
つかれたー。


ガタン。
「ただいまー!!」
いつもどおり7時ごろ
お母さんとお父さんがめずらしく一緒に帰ってきた。
途中で会ったらしい。
「おかえりー。 お姉ちゃんは?」
「玲羅なら友達の家におとまりだって。」
ちなみに玲羅っていうのは お姉ちゃん。
「そーなんだ。」


そーいえば明日は
文化祭の打ち合わせと買い出しだった。
もう寝よう。
「おやすみー。」
お母さんとお父さんに言って
2階にある自分の部屋のベッドにはいった。

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